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事業展開等リスキリング支援コース とは? 
活用方法や助成金額の目安金額もお伝えします!

2023.01.19

事業展開等リスキリング支援コース とは? 
活用方法や助成金額の目安金額もお伝えします!

2022年12月に、人材開発支援助成金に「事業展開等リスキリング支援コース」を新設したと、厚生労働省からお知らせがありました。活用しようと思って調べられている方も多いと思います。ここでは、「事業展開等リスキリング支援コース」について詳しくお伝えします。

 

■リスキリングとは?

岸田首相が、今後5年間で1兆円を「リスキリング」の支援に投じる方針を打ち出しました。リスキリングとは、「リ + スキリング」で、「新しいことを学びスキルを身につけて新しい業務に従事できるようになること」を指します。

リスキリングのためには訓練や研修が必要になります。研修は社内で実施する場合もありますが、社外の訓練や研修に参加する場合もあります。その場合、費用がかかりますが、その費用を一部助成してくれるのが、人材開発支援助成金の「事業展開等リスキリング支援コース」です。

 

■事業展開等リスキリング支援コースの概要

企業が新しい製品やサービスなど、新しい分野の事業を進めるために

① 既存事業にとらわれず、新規事業の立ち上げ等の事業展開に伴う人材育成

② 業務の効率化や脱炭素化などに取り組むため、デジタル・グリーン化に対応した人材の育成

に取り組む事業主に対して、訓練経費や訓練期間中の賃金を助成する制度です。

訓練に対して助成金が支給される種類は多数ありますがその中でも人材開発支援助成金の「事業展開等リスキリング支援コース」は助成金の支給金額は他の種類に比べて、大きい制度になっています。

1事業所あたり、1年度あたりの助成金上限金額が1億円です。なかなかの大きい金額ですよね。政府がリスキリングにどれだけ力を入れているのかがわかります。事業主の皆様は、ぜひ正しく活用し、新事業展開の役に立ててください。

 

■対象となる訓練

対象となる訓練は以下の①から③すべてに合致する訓練が対象です。

  1. ① 助成対象とならない時間を除いた訓練時間数が10時間以上であること
  2. ② OFF-JT(企業の事業活動と区別して行われる訓練)であること
  3. ③ 職務に関連した訓練であって以下のいずれかに該当する訓練であること
  •  ・企業において事業展開を行うにあたり、新たな分野で必要となる専門的な知識及び技能の習得をさせるための訓練
  •  ・事業展開は行わないが、事業主において企業内のデジタルトランスフォーメーション化やグリーン・カーボンニュートラル化を進めるにあたり、これに関連する業務に従事させる上で必要となる専門的な知識及び技能の習得をさせるための訓練

 

例えば以下のようなことが当てはまります。

  •  ・企業内の業務効率化のため、ツールを導入したい。
  •  ・対面販売のみのお店だったが、ECサイトを開始したい。
  •  ・新規のお客さん獲得のため、自社アプリを開発したい。
  •  ・自社製品/サービスにAIを搭載させたい。
  •  ・新たな分野のシステム開発をするため、新しいプログラミング言語の習得したい。

上記のような事業を展開するためには、人材育成が必要となります。その際に活用できる助成金となります。

 

■助成額シュミレーション

助成率、助成額は以下の表のとおりです。

・助成率・助成限度額

経費助成率

賃金助成額(1人1時間)

1事業所1年度あたりの助成限度額

中小企業

大企業

中小企業

大企業

75% 

60%

960円

480円

1億円 

 

・受講者1人あたりの経費助成限度額

10時間以上100時間未満

100時間以上200時間未満

200時間以上

中小企業

大企業

中小企業

大企業

中小企業

大企業

30万円

20万円

40万円

25万円

50万円

30万円

 

 

例をあげて助成額の支給額をシュミレーションしてみました。

IT基礎研修

 ▼研修時間:10時間

 ▼受講料:50,000円/1名

 ▼助成金:47,100円/1名(経費助成 37,500円、賃金助成 9,600円)

 10時間で50,000円の研修の場合、助成金の金額が47,100円となり、実質の負担額は2,900円弱となります。

 

AI研修

 ▼研修時間:15時間

 ▼受講料:600,000円/10名

 ▼助成金:594,000円/10名(経費助成 450,000円、賃金助成 144,000円)

 こちらは10名で15時間の研修を600,000円で受講した場合、助成金の金額が594,000円となり、実質の負担額は全体でわずか6,000円(ひとりあたり600円)となります。

※上記は2022年12月時点の助成率をもとに、かつ中小企業の場合で算出しています。

※実施内容や時間帯などにより異なる場合があります。目安としてお考えください。

 

■どうしたらもらえるの?

各都道府県管轄の助成金センターに、申請をする必要があります。申請の期限は研修受講日の1ヶ月前までとなります。研修を受講して手続きをすればおよそ半年後~1年後までに振込されます。厚生労働省のサイトに詳細がありますのでご確認ください。支給されるためには審査がありますが、正しく活用していればきちんと支給されます。

▼厚生労働省のWebサイト

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/kyufukin/d01-1.html

▼事業展開等リスキリング支援コース パンフレット

https://www.mhlw.go.jp/content/11600000/001019757.pdf

 

■さいごに

ITスキルアカデミーでは、人材開発支援助成金に「事業展開等リスキリング支援コース」を活用できる各種IT研修を実施しております。こんな研修できないか、助成金はどれぐらい出るのかなど、お気軽にご相談ください。

 


ITスキルアカデミーの研修では「自走できるエンジニアを育成します」

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