HOME

>

オンライン研修の習熟度が気になる

2020.11.10

オンライン研修の習熟度が気になる

来年の春の研修をご検討の時期ではないでしょうか。
特にオンラインにするか、オンサイト(集合)にするかまだ決めかねている企業様も多いようです。

その中で良くご質問いただくのが、オンライン研修時の習熟度です。
未経験の方が、PCを使ったIT研修をオンラインで受講できるのか、オンラインだと習熟度の面で不安だという声を良くいただきます。

弊社では、毎年の新入社員研修で理解度テストを実施しておりまして、今年の結果を見ますと理解度テストの点数の平均はむしろ上がりました。
同じ条件ではないため、一概にどうとは言えませんが、著しく下がることがなかったことは、弊社としても安心しました。

もちろん、良いことばかりではありません。
以下にも記載しますが、特に積極的でない人はどんどん取り残されてしまう傾向にあるのがオンライン研修のウィークポイントかもしれません。
近くにいないからこそ、なかなか講師陣も受講者の様子が把握しにくく、オンサイトであれば声をかけているはずが、声をかけなければならないレベルかを測り損ねるケースがありました。

オンライン研修のメリット・デメリット

学習効果という観点で、新入社員技術研修のオンライン化のメリット・デメリットを以下にまとめます。

メリット

  • 質問しやすい(手を挙げなくて良い、説明中でもテキストチャットで質問できるため)
  • 正確な理解や用語の使い方が伸びる(相手に伝わるような文章にする必要があるため)
  • 質問が聞き取れない、さっきの質問なんだっけ?ということがない(テキストチャットに回答が残るため)
  • 居眠りが減る(顔がいつ誰から見られているかわからないため、遅れは自身でカバーしないといけないため?
  • タイピング速度が向上する(テキストチャットを良く使うため)
  • 補講の参加率が高い(通勤時間がないため)
  • 復習がしやすい(研修で使っているPCが常に手元にあるため)

     

    デメリット

    • インターネット環境が貧弱な受講者は通信がときどき切れてしまう
    • 机・椅子などの学習環境が整っていないと集中できない
    • PCトラブルが発生したときに、即時のサポートが得られない
    • タイピングが遅い人は質問しにくい
    • 周囲の受講者の理解度や進捗が分かりにくい、自身の状況がつかめず不安になる(危機感も希薄)
    • 理解度の格差が大きい(積極的な人とそうでない人によって理解度の差が開きやすい)
    • 自ら声を上げない限りは、サポートが得られない(受講者のディスプレイを共有していないため)

    来年は、聞き逃した方や再度復習したい方のために、座学の説明を動画にすることを予定しております。
    また、自らアラートを出さないと遅れてしまうことを伝えつつ、受講者相互の理解度を頻繁に見える化したり、チェックポイントを設けて補講に促すことなどを予定しており、これらの対策によってオンサイトでも十分に習熟度を高められる研修を実施してまいります。

    現在、来春のOP研修の無料説明会を随時開催しております。ご希望の方は、イベントからお申し込みください。

    以下は、SEプラス社が運営する「トレタン」というWebサイトに、弊社の大石が寄稿した記事です。
    こちらには、今年の春にコロナによって、緊急事態宣言になる前からの様子やオンライン研修を実施した結果などを掲載していますので、もしよろしければ併せてご高欄御ください。
    https://www.seplus.jp/dokushuzemi/blog/2020/06/active_learning/no_teacher.html

    ITスキルアカデミー

    人材開発支援助成金

    厚生労働省管轄の助成金が活用できます!研修費用の負担をグンと減らせることをご存知でしょうか?
    サポートもしておりますので、研修内容と合わせてご相談ください。

    トップへ戻る