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2025.09.07
なぜ部下は報連相をしないのか?デキる上司の「お・ひ・た・し」対応術
「なぜトラブルが大きくなるまで報告してくれないんだ…」 「もっと気軽に相談してほしいのに…」
チームリーダーや先輩エンジニアの方なら、一度はこう感じたことがあるのではないでしょうか。
新入社員や後輩がなかなか「報連相(報告・連絡・相談)」をしてくれず、コミュニケーションに課題を感じるのは、多くの現場で共通の悩みです。
しかし、その原因は「最近の若手は自主性がないから」と片付けてしまってよいのでしょうか?
実は、部下や後輩が報連相をためらう背景には、彼らだけの問題ではない、根深い理由が隠されています。
今回は、若手エンジニアが思わず報連相したくなる、上司・先輩の「聴く姿勢」についてご紹介します。
「なんで報連相しなかったの?」という問いに対して、「すみません、忘れてました」という返事が返ってきた経験はありませんか?
多くの場合、この言葉の裏には、部下の様々な本音が隠されています。
・「忙しそうで、いつ声を掛けていいか分からなかった」
・「こんな些細なことで報告するべきではないと思った」
・「報告したら、自分の評価が下がるかもしれない」
・「文句を言われたり、怒られたりするのが怖い」
彼らは、決して報連相を軽視しているわけではありません。
むしろ、「上司や先輩に迷惑をかけたくない」「自分の未熟さを指摘されたくない」といった、心理的なブレーキが原因で行動できなくなっているのです。
この心理的なブレーキを外す鍵は、上司や先輩の側にあります。報連相は、部下や後輩が一方的に行う義務ではありません。
チームのパフォーマンスを最大化するために、双方が協力して行う「相互コミュニケーション」です。
部下が安心して報連相できる環境を作るためには、上司・先輩が意識的に「聴く姿勢」を示す必要があります。
・どんなに忙しくても時間を作る:「あとで」と言わず、少しでも時間を作って話を聞く。
・自らも報連相を実践する:チームの状況や自身の考えをオープンに共有し、風通しの良い雰囲気を作る。
・感謝を伝える:どんな些細な報告でも、「ありがとう」「助かるよ」と感謝の言葉を伝える。
報告して「よかった」と感じる体験を積み重ねることが、部下の自主的な報連相を促す何よりの特効薬なのです。
部下から勇気を出して「ほうれんそう(報連相)」を受け取ったら、上司・先輩は魔法の合言葉「お・ひ・た・し」で応えましょう。これは、部下の心理的安全性を確保し、次への行動を促すためのフレームワークです。
【お】怒らない
たとえ悪い報告であっても、感情的に怒るのはNGです。怒られた経験は部下を萎縮させ、「次は報告しないでおこう」という気持ちにさせてしまいます。まずは事実を受け止め、冷静に問題解決にフォーカスしましょう。
【ひ】否定しない
「なんでそんなことしたの?」と、いきなり部下の行動や考えを否定してはいけません。まずは「そうか、〇〇と考えたんだね」と一度受け止めることが重要です。まずは相手の意見を尊重する姿勢が、信頼関係を築きます。
【た】助ける
部下が報連相をするのは、何かに困っているサインです。一人で抱え込ませず、「何か手伝えることはある?」「一緒に考えてみよう」と、助ける姿勢を明確に示しましょう。
【し】指示する
話を聞き、助ける姿勢を示した上で、次に取るべき具体的なアクションを明確に指示します。「じゃあ、次は〇〇を試してみて」と具体的な道筋を示すことで、部下は安心して次の行動に移ることができます。
部下や後輩の報連相に関する悩みは、彼らのスキルや意識だけの問題ではありません。むしろ、上司や先輩が「報連相されやすい環境」をどれだけ作れているかが大きく影響します。
今回ご紹介した「お・ひ・た・し」は、すぐにでも実践できる具体的なテクニックです。この心構えを意識するだけで、部下とのコミュニケーションは劇的に改善されるはずです。
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