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2025.09.01
社員の成長が止まらない!「ボトムアップ」「トップダウン」「アンラーニング」で回す、次世代の人材育成術
「最近、社員の成長が頭打ちになっている気がする…」 「研修はしているけれど、本当に身についているのだろうか?」
企業の成長を牽引する経営者や人事担当者の皆様なら、一度はこんな悩みを抱えたことがあるのではないでしょうか。
変化の激しい現代において、従来の一方的な研修だけでは、社員と組織の持続的な成長を実現するのは難しくなっています。
この記事では、人材育成を「トップダウン」「ボトムアップ」「アンラーニング」という3つの視点から立体的に捉え、社員一人ひとりのポテンシャルを最大限に引き出し、組織全体の成長を加速させるためのヒントをご紹介します。
トップダウン育成とは、経営戦略や事業目標から逆算し、組織として「やるべきこと(Must)」を明確にして人材を育成するアプローチです。進むべき方向が明確になり、組織全体で足並みを揃えることができます。
[メリット]
・組織目標の達成に直結した人材を効率的に育成できる
・全社員が共通の知識やスキルを習得し、組織の基盤が強固になる
・公平な育成機会を提供しやすい
[デメリット]
・画一的になりやすく、個々の意欲を引き出しにくいことがある
・社員が受け身の姿勢になりやすい
[ 具体例]
・新入社員研修、階層別研修、次世代リーダー育成
・全社的なDXスキル研修、コンプライアンス研修
ボトムアップ育成は、社員一人ひとりの「やりたいこと(Will)」や「得意なこと(Can)」を起点とするアプローチです。社員が持つ内なる思い尊重し、会社が全力でサポートするイメージです。社員の主体性とエネルギーが、組織に新しい活気をもたらします。
[メリット]
・社員のモチベーションが非常に高く、学習効果も大きい
・現場の課題解決に直結する実践的なスキルが身につく
・多様な視点からイノベーションが生まれやすくなる
[デメリット]
・育成の方向性がばらつき、会社の戦略と合わない可能性もある
・個人の意欲に依存するため、成果に差が出やすい
[ 具体例]
・資格取得支援、書籍購入補助
・社内公募制度、1on1ミーティングによるキャリア相談
・社員が自主的に開催する勉強会への支援
そして、現代において最も重要とも言えるのが「アンラーニング(学習棄却)」です。これは、過去の成功体験や古い価値観を意図的に手放し、新しい知識やスキルを吸収するためのスペースを作るプロセスです。
なぜ今、アンラーニングが必要なのか?
VUCA時代と言われる現代では、過去の成功法則が通用しない場面が増えています。古いやり方に固執することが、かえって成長の足かせになってしまうのです。
アンラーニングを促すには?
・越境学習: 他部署との兼務など、いつもと違う環境に身を置く機会を作る。
・内省の習慣化: 自身の経験を客観的に振り返り、思い込みに気づく時間(1on1や対話)を設ける。
・失敗を許容する文化: 新しい挑戦を奨励し、失敗から学ぶことを推奨する「心理的安全性」の高い組織風土を育む。
「トップダウン」「ボトムアップ」「アンラーニング」。この3つは、どれか一つを選べば良いというものではありません。
これらを連動させ、好循環を生み出すことが、次世代の人材育成の鍵となります。
1.トップダウンで会社のビジョンを共有し、進むべき方向を示す。
2.社員がボトムアップで主体的に進める。
3.そして、アンラーニングという「メンテナンス」を行い、スキルや価値観を最新の状態に保ち、環境の変化に対応していく。
このサイクルがうまく回り始めると、社員の成長は加速し、組織は変化に強いしなやかな体質へと変わっていきます。
あなたの会社は、どの育成に偏っていますか?
この記事をきっかけに、ぜひ一度、自社の人材育成のあり方を見直してみてください。 まずは、管理職とメンバーの1on1で「最近、仕事のやり方で古いと感じることはある?」と、アンラーニングのきっかけになるような対話を始めてみるのも、素晴らしい一歩かもしれません。
ここまで3つの視点をご紹介しましたが、「自社で実践するのは難しそうだ」「何から手をつければ良いかわからない」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
そんな時は、ぜひITスキルアカデミーにご相談ください。
貴社の課題に合わせた育成体系の構築から、実践的な研修プログラムのご提供まで、人材育成のプロフェッショナルが伴走し、貴社の成長をサポートします。
まずはお気軽にお問い合わせください。
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